皆さん、こんにちは!ピアノ調律師のEです
最近は半導体不足などによる電子楽器(電子ピアノなど)の供給の停滞により、
中古で電子楽器を手に入れられる方が増えたように感じます。
ただ、ここで注意していただきたいのが、中古の電子楽器は家電や車と同様、寿命が長くても10~15年程度ということ。
普通のピアノが長くて60年程もつのに対し、電子楽器はあっという間に寿命がきてしまいます。
年数を知らずに中古楽器を購入してしまい、買って間もないのに
鍵盤が戻らない
音が出ない
電源が入らない
といった故障が発生した、というお問い合わせが最近とても多いです。
残念ながら、販売年から10年以上経過した電子楽器は、メーカーでも部品の在庫がない場合がほとんどで、
まず修理は難しいでしょう。
万が一修理ができても、買いなおした方が安いという場合がほとんどです。
処分費も、大きい楽器は数千~数万円かかる場合もあります。
安い買い物は結果的に高くつくということですね。
基本的に電子楽器は買取をしているところも少ないので、
普通のピアノと電子楽器をご検討されている方にはぜひ、
リセールバリュー(転売価格)の高い普通のピアノを買われることをお勧め致します。