皆さん、こんにちは!ピアノ調律師のEです🤗🎹
最近急に肌寒くなってきましたね😳
朝晩は冷え込むので、今シーズンはじめて暖房器具をつけた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
様々な暖房器具がありますが、なかにはピアノ周辺で使うのには注意が必要なものもあります。
ぜひご参考にされてください。
【エアコン】
夏冬問わず年中使うエアコン。
急激な温度変化もそうですが、乾燥も招くので、極端な乾燥を嫌うピアノに直接風を当てるのには要注意です。
ピアノに乾燥した風が当たり続けると、木が痩せてしまってタッチが変わったり、木部に打ち込んであるネジとの間に隙間ができて雑音の原因になったり、音が狂いやすくなったり、外装が変形したり...と様々な弊害をもたらします。
配置上どうしてもピアノ側にエアコンが当たってしまう場合は、風向きをピアノに直接当たらないようにするなどの工夫をされるといいでしょう。
【石油ストーブ】
石油ストーブは熱を発するため、外装に木が使われているピアノの近くで使用するのは要注意です。
また、鍵盤などには樹脂(プラスティック)が使われているため、高温状態にさらされると溶けてしまう恐れがあります。石油ストーブを使う際は、ピアノから十分に距離を離してご使用ください。
【床暖房】
床暖房も、ピアノ全体が熱せられることにより変形や音の狂いやすさの原因になることがあります。
どうしてもおうちの事情で床暖房の上に設置しなければいけない場合は、ピアノ専用の断熱ボードなどの上に設置されることをお勧めします。
商品詳細は以下の商品ページをご参照ください。
乾燥が気になるから...という理由から、加湿器などを置かれるのも時として逆効果になることがあります。
加湿器による急激な湿度は、かえってピアノ内部の多湿状態を招き、音が出にくくなったり、鍵盤が戻らなくなったり、弦の錆やカビの原因になることがあります。
適切な湿度管理はピアノメンテナンスのプロであるピアノ調律師にご相談ください。
お客様のピアノが設置されている環境と、温度湿度によるピアノの変化を確認した上で、ピアノにとって最適な環境作りをお手伝いします。
まずはお気軽にご相談ください。
(株)大谷楽器店 技術課 096-311-7855


