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ピアノはなぜ88鍵なの?

みなさん、こんにちは!オトレンジャー11号ですにっこり

昨日、とある人気テレビ番組で「ピアノはなぜ88鍵なのか?」を解説していました🎹

 

なぜ88鍵なのか?

 

それは、ピアノの鍵盤を88鍵よりも増やしたとしても、

人の耳にはきちんと音程として伝わらないから、だそうです。

私もピアノ調律師として日々感じることですが、

特に最低音と最高音は聞きづらくて調律も難しい!

だから、音の面から言っても、サイズとしても、

長年の研究・開発から辿り着いた現在のピアノは、理にかなったものなんですね😊✨

 

ピアノのふしぎ

みなさん、こんにちは!😊 オトレンジャー11号です🚗💨

学生のみなさんはもう夏休みの宿題は終わりましたか?

夏休みの自由研究がまだ!という方は、ぜひこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

☆ピアノにつかわれている材料(ざいりょう)☆

 

木(き)

・けんばん

・ふた(がいそう)

・きょうばん(音(おと)をひびかせる板(いた))

・(弦(げん)をたたく)アクションの部品(ぶひん)

など

金属(きんぞく)

・弦(げん)

・フレーム(ピアノの背骨(せぼね)になる部分(ぶぶん))

・ペダル

・(弦(げん)をたたく)アクションの部品(ぶひん)

など

プラスチック

・鍵盤(けんばん)の表面(ひょうめん)

・ふたの表面(ひょうめん)

・譜面板(ふめんいた)

・(弦(げん)をたたく)アクションの部品(ぶひん)

など

フェルト・糸(いと)

・けんばんの穴(あな)

・けんばんのクッション

・(音(おと)を弱(よわ)くする)マフラー

・(弦(げん)をたたく)アクションの部品(ぶひん)

など

 

材料(ざいりょう)は、ピアノのどこにつかわれるかによって、すべて種類(しゅるい)がちがいます。

たとえば、けんばんにつかわれている木は軽くて丈夫なもの、きょうばんの木(き)は音をよくひびかせるものをつかっていて、木の種類がまったくちがいます。

また、時代(じだい)の変化(へんか)によって、もともと自然(しぜん)の素材(そざい)でつくられていたものも、技術(ぎじゅつ)の進歩(しんぽ)などによって人工的(じんこうてき)な素材(そざい)にかわってきています。

問題(もんだい)1

ピアノの弦(げん)は鉄(てつ)でできています。鉄(てつ)は、温度(おんど)によってのびたり、ちぢんだりする性質(せいしつ)があります。温度(おんど)が低(ひく)くなった(冷(つめ)たくなった)とき、鉄(てつ)はどうなりますか?

① のびる       ② ちぢむ

正解は②

ピアノの弦(げん)がゆるむ理由(りゆう)は、時間(じかん)とともに弦(げん)をひっぱる力(ちから)が少しずつ弱(よわ)くなることと、夏(なつ)と冬(ふゆ)とで気温(きおん)に大(おお)きな差(さ)があることが関係(かんけい)しています。

 

問題(もんだい)2

ピアノの弦(げん)は、細(ほそ)いものと太(ふと)いものとでは、どちらのほうが高(たか)い音(おと)が出(で)るでしょうか?

① 細(ほそ)いもの      ② 太(ふと)いもの

正解は①

ピアノでは、低(ひく)い音(おと)にいくほど太(ふと)い弦(げん)、高(たか)い音(おと)にいくほど細(ほそ)い弦(げん)がつかわれています。

 

問題(もんだい)3

ふつう、ピアノにはぜんぶでいくつ鍵盤(けんばん)があるでしょうか?

① 88こ         ② 99こ

正解は①

ピアノのいちばん低(ひく)い音(おと)は、人(ひと)がきこえるいちばん低(ひく)い音(おと)にちかく、いちばん高(たか)い音(おと)は、オーケストラの楽器(がっき)をこえる音(おと)の広(ひろ)さがあります。もともと、ピアノの鍵盤はもっと少(すく)なかったのですが、時代(じだい)と曲(きょく)の表現(ひょうげん)の変化(へんか)にあわせてふえたことによって、今(いま)の数(かず)になりました。

 

問題(もんだい)4

3本ペダルがあるグランドピアノのまんなかのペダルは、どういう役割(やくわり)をしますか?

①前に弾いた音を残しながら次の音を出すことができる  ②音(おと)が弱くなる

正解は①

グランドピアノのまんなかのメダルは「ソステヌートペダル」と呼ばれ、演奏中にこのペダルを踏むと、その音を残したままほかの音を出すことができます。ヤマハのYUSシリーズのなかには、この機能を取り入れたアップライトピアノもあります。通常のアップライトピアノでしたら②が正解です。

 

いかがでしたか?

宿題がまだ、という方は、最後の追い込みをがんばってくださいね💪

グランドピアノとアップライトピアノの中の構造

みなさん、こんにちはぬふりん オトレンジャー11号です葉っぱ来週から夏休みというお子さんも多いのではないでしょうか?🏝🏄‍♀️

毎年夏休みの宿題で悩むのが、夏の自由研究や絵日記ですよね。

今回は、そんな宿題のネタとしても使えそうな、

グランドピアノとアップライトピアノの中の構造をご紹介します🤗
【グランドピアノの上の蓋(屋根)を開けて奥から撮影したもの】

【グランドピアノの中の「アクション」を取り出した状態】

【アップライトピアノの外装を外した状態】

【アップライトピアノを上から撮影したもの】

同じ「ピアノ」であり、両方とも弦を叩いて音を出す楽器なのに、こんなにも見た目がちがうって不思議ですね!

両者の最大のちがいは、弦が横に張ってあるか、縦に張ってあるか、ということ。

横に張ってあるのがグランドピアノで、縦に張ってあるのがアップライトピアノです。

ちなみに、アップライトは英語で書くとUpright、「直立した」という意味です。納得ですね♪

もともと古くからあったのはグランドピアノだけでしたが、弦を立てることによって

置くためのスペースを狭めることに成功し、家庭用に改良されたのが

アップライトピアノのはじまりです。

ほかにもグランドピアノとアップライトピアノには、音の響き方や鍵盤の連打性など、

様々なちがいがあります。

ただ大きさがちがうだけではないんですね!

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