みなさん、こんにちは!オトレンジャー11号です🚗♪♪
先日、高森のお客様宅へピアノの調律にお伺いしてきました🎹
お客様宅へ向かう途中、妙に道が混んでいるなーと不思議に思っていたら、
ちょうど一心行の大桜が満開に🌸
みなさん、これを目当てに来られていたんですねー😌

この時期にちょうど来ることもめったにないので、私もちゃっかり帰り道に写真を撮りました📸

一心行の大桜が咲いているところを見たのははじめてでしたが、
やはり噂に聞いていたとおり、立派でとてもきれいでした😊
みなさん、こんにちは!オトレンジャー11号です
みなさん、ピアノの調律はチューナーでやるというイメージはありませんか?
なかにはチューナーを使ってする調律師もいるかもしれませんが、㈱大谷楽器店の調律師は音叉と自らの聴力で調律をします。
「でも、一本の音叉でどうやって音を合わせるの??」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回はみなさんに調律の流れを大公開しちゃいます★
①ピアノは一音に対して中音~高音部は3本の弦が張られています。でも、3本を一度に合わせるのではなく、1本1本正確に合わせていくために、ほかの2本はフェルトで押さえて音を止めます。そのために使われるのが、写真の赤くて長いフェルトです。

②最初に、音叉で真ん中の「ラ」の音をとります。通常、アップライトピアノは440Hz(ヘルツ)、グランドピアノは442Hzで合わせます。
そして、「割振(わりふり)」という方法を使って、「ラ」でとったピッチと同じ高さの音に、そのオクターブのほかの音を合わせていきます。
「ラ」→「レ」→「ソ」→「ド」→「ファ」→「シ♭」→「ミ♭」→「ラ♭」→「レ♭」→「ファ♯」→「シ」→「ミ」という順番で、だいたい1秒に〇回の音の周波数をつくる、っといった具合にすべて耳で聴いて合わせます。これが結構難しい技術です。

③割振ができたら赤いフェルトをとって、3本中の他の2本の弦のピッチを合わせます。

④割振部分の調律が終わったら、今度は真ん中のオクターブから両脇のオクターブへと徐々に広げています。

⑤④の作業によって、全88鍵の調律をします。全部で220本ある弦を耳で聴いて合わせますので、だいたい調律には1時間~2時間かかります。

☆調律の際に注意していただきたいこと☆
・調律はすべて調律師の耳で合わせます。ですので、極力周囲を静かにしただくと、作業が効率よくすすみます。
・調律中に周囲の気温に変化があると、弦の状態が変化し調律にムラガ出てきてしまいます。ですので、できるだけ調律の途中で極度な温度調整はおすすめしません。
ピアノはとてもデリケートな楽器です。定期的なメンテナンスで、ピアノの状態を一定に保ちましょう!
大谷楽器 技術課 096-311-7855
みなさん、こんにちは!オトレンジャー11号です
今回は、みなさんの素直な疑問、「なぜピアノには調律が必要なのか?」についてお答えします!
Q:どうしてピアノの調律をしなければいけないの?
A:ピアノには基本的に88個の鍵盤がありますが、その内部に張られている弦の数は220本あります。その弦がそれぞれ90キロの張力で引っ張られています。
弦を支えているピンが刺さっている木は、温度や湿度の変化、木の劣化などによって、少しずつ保持力が弱まってきます。それにより、弦が緩み、音が狂ってきます。それを正常な状態に戻す作業が、ピアノ調律というわけです。

Q:ピアノ調律の理想的な頻度はどれくらい?
A:だいたい半年~1年に1回をお勧めしていますが、音の調子や鍵盤のタッチがおかしいな、と思われたときは随時ご相談ください。
Q:鍵盤が戻らないけど、どうして?
鍵盤と鍵盤の間に物が挟まっていたり、湿気の影響で鍵盤に使われているフェルトが膨張しているため鍵盤が戻りにくくなっていることが主な原因として考えられます。それ以外にもほかの原因なども考えられますので、内部破損が進む前に、お早めにピアノ調律師にご相談ください。
Q:ピアノの中やピアノの周りから雑音がするけど、どうして?
ピアノの中から雑音がする原因のひとつに、ピアノ内部のネジの緩みなどが考えられます。あまりひどくなると故障の原因になりますので、お早めにご相談ください。
また、ピアノの周りから音がする場合は、ピアノの周辺にあるものがピアノの音と共鳴していることも考えられます。ピアノ周辺のものを取り除くことがひとつの解決策です。それを防ぐためにも、基本的にピアノの上に物を置くことはあまりお勧めしません。
Q:真ん中のペダルが効かないのはなぜ?
アコースティック(生音)のピアノの場合、内部の破損や調整の不具合が考えられます。
サイレント(消音)機能をもつピアノの場合は、機器のトラブルや内部の調整の不具合が考えられます。
不具合を発見されましたら、お早目のご連絡をお願いします。
その他、ご不明な点やご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください♪
大谷楽器 技術課 電話 096-311-7855
みなさん、こんにちは!オトレンジャー11号です
先月のことになりますが、お預かり修理をしたピアノをあるお寺さんに納品しました。
このピアノは一般のご家庭からの寄贈品で、年代もかなり前のものですが、こうして使ってくださる先が見つかってよかったですね♪
外装は長年積もった埃や手垢によるくすみ、さらには飼っていた猫ちゃん🐱の引っかき傷などで最初は修理を断念しようかとも思いましたが、ポリッシャーで丁寧に磨きをかけ、深い傷は上からラッカー塗料をのせて目立たなくしてなんとか艶が戻りました😂
内部はかなり保存状態がよかったのか、弦の錆も少なく、木部もしっかりしていたので、調律をすれば問題なくきれいな音が出ました。
今後はお寺のフェスなどで、コンサートの際に使われるそうです😊

明けましておめでとうございます🎍
2018年もよろしくお願い致します😊
さて大谷楽器店ではピアノの内部クリーニングを行っております🎼
年末に大掃除がお済になった方もピアノの中まではできていないのでは?
ピアノ内部クリーニングは、毎年の調律実施は無理だけど、
定期的に内部のチェックはしておきたい!
という方にお勧めしているサービスです。
同時に、修理のお見積りのご依頼の際や、
ピアノの状態をきれいに保つための環境作りのアドバイスもさせていただきます。
この機会に是非ピアノ内部クリーニングをお試し下さい⭐

料金 5,000円(税別)
※ピアノ内部クリーニングには外装研磨・ピアノ調律・修理・調整などは含まれていません。
作業内容
- ピアノ内部の清掃(ピアノ内部のダニや埃やゴキブリの糞を綺麗にお掃除)
- ペダルの研磨(材質により研磨出来ない場合があります)
- ピアノ健康カルテ(ピアノの状態をご説明させて頂きます)
- お客様宅に訪問して約30分です。(ピアノによって異なります)
㈱大谷楽器店
熊本市中央区上通町7-1
お問い合わせ;096-355-2248