みなさん、こんにちは!オトレンジャー11号です
今回は、みなさんの素直な疑問、「なぜピアノには調律が必要なのか?」についてお答えします!
Q:どうしてピアノの調律をしなければいけないの?
A:ピアノには基本的に88個の鍵盤がありますが、その内部に張られている弦の数は220本あります。その弦がそれぞれ90キロの張力で引っ張られています。
弦を支えているピンが刺さっている木は、温度や湿度の変化、木の劣化などによって、少しずつ保持力が弱まってきます。それにより、弦が緩み、音が狂ってきます。それを正常な状態に戻す作業が、ピアノ調律というわけです。
Q:ピアノ調律の理想的な頻度はどれくらい?
A:だいたい半年~1年に1回をお勧めしていますが、音の調子や鍵盤のタッチがおかしいな、と思われたときは随時ご相談ください。
Q:鍵盤が戻らないけど、どうして?
鍵盤と鍵盤の間に物が挟まっていたり、湿気の影響で鍵盤に使われているフェルトが膨張しているため鍵盤が戻りにくくなっていることが主な原因として考えられます。それ以外にもほかの原因なども考えられますので、内部破損が進む前に、お早めにピアノ調律師にご相談ください。
Q:ピアノの中やピアノの周りから雑音がするけど、どうして?
ピアノの中から雑音がする原因のひとつに、ピアノ内部のネジの緩みなどが考えられます。あまりひどくなると故障の原因になりますので、お早めにご相談ください。
また、ピアノの周りから音がする場合は、ピアノの周辺にあるものがピアノの音と共鳴していることも考えられます。ピアノ周辺のものを取り除くことがひとつの解決策です。それを防ぐためにも、基本的にピアノの上に物を置くことはあまりお勧めしません。
Q:真ん中のペダルが効かないのはなぜ?
アコースティック(生音)のピアノの場合、内部の破損や調整の不具合が考えられます。
サイレント(消音)機能をもつピアノの場合は、機器のトラブルや内部の調整の不具合が考えられます。
不具合を発見されましたら、お早目のご連絡をお願いします。
その他、ご不明な点やご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください♪
大谷楽器 技術課 電話 096-311-7855